小集団プログラム「agorIQ -アゴリック-」

~ ギフテッド・2eの子ども達の自己実現を目指して ~
2026.07.07
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【プログラム紹介】「生物の進化から生態系を考えよう」
【プログラム紹介】「生物の進化から生態系を考えよう」

ギフテッド・2E向け探究プログラム「agorIQ」では、9月以降、全3回+振り返りセッションで取り組む「生物の進化から生態系を考えよう」を予定しています。この記事では、プログラムの内容や、活動を通して育てたい力についてご紹介します。

プログラム概要

もし、ある大陸の一部が海に沈み、生き物たちがひとつの島に取り残されたら――。

その島では、どのような生き物が生き残り、どのように姿を変え、どんな生態系が生まれるのでしょうか。

agorIQプログラム「生物の進化から生態系を考えよう」では、この問いを出発点に、実在する生物の特徴を観察し、環境との関係を考えることから始めます。そこから、架空の島に暮らす生物たちの進化を予測し、最後には生物同士のつながりを整理しながら、ひとつの島の生態系を考えていきます。

本プログラムの目的は、生物の知識を覚えることではありません。生物の進化というテーマを通して、情報を読み解き、根拠をもって考え、自分の考え方に気づき、仲間と協力して一つの世界を形にしていきます。


全3回の流れ

第1回:生物の特徴から進化を考えよう

第1回では、ペンギン、キツツキ、ワシ、ダチョウ、フラミンゴなど、実在する鳥類の特徴を観察します。

くちばし、翼、脚、羽毛、体の大きさなどに注目し、「その特徴は、どのような環境で生きるために役立っているのか」をグループで考えます。

他の鳥と比較することで、普段は見過ごしている特徴に気づき、形質と環境の関係を読み解いていきます。後半では、生物が環境の中で担う役割である「ニッチ」について学び、次回以降の進化予測につなげます。

第2回:生物の進化を予測しよう

第2回では、大陸の一部が海に沈み、残された島で環境が大きく変化したという設定のもとで、生物たちがどのように変化していくのかを予測します。

第1回で学んだ「形質と環境の関係」や「ニッチ」の考え方を使いながら、食べ物、すみか、天敵、競争相手などを手がかりに、進化後の姿や暮らし方を考えていきます。

最後には、それぞれが考えた生物同士の関係をつなげ、「この島では、どのような生態系が生まれているのか」をグループで予測します。

第3回:島の生態系を考えよう

第3回では、第2回で考えた進化後の生物たちをもとに、島全体の生態系を完成させます。

「この生物は何を食べるのか」「天敵はいるのか」「同じ餌をめぐって競争する相手はいるのか」「まだ誰も使っていないニッチはあるのか」といった問いをもとに、グループで話し合います。

必要に応じて、空いているニッチを埋める新しい生物や、既存の生物と関係性をもつ生物を考え、島に暮らす生き物たちのつながりを整理していきます。

最終的には、参加者みんなでひとつの島の生態系をつくり上げます。


振り返りセッション

プログラム後の振り返りセッションでは、スタッフとの1on1の形で、完成した生態系や活動中の様子をもとに、お子さまの取り組みを一緒に振り返ります。完成物だけでなく、どのように考え、どのように他者と関わったのかというプロセスを大切にします。そうした振り返りを通して、お子さま自身の自己理解を促し、自己実現に向けて一緒に伴走していきます。

  1. 活動の様子を共有する 活動中にどのような取り組み方や発言、他者との関わりが見られたかを、実際の様子にもとづいて客観的に共有します。あわせて、お子さま自身にも活動全体を振り返ってもらい、スタッフの見立てと本人の自己評価をすり合わせながら、自己理解につなげていきます。
  2. 三本の柱に沿って整理する agorIQが大切にしている「深い思考」「メタ認知」「ソーシャルスキル」の観点から、今回の活動で見られた力を整理します。
    • 深い思考:必要な情報を抽出し、条件同士を結びつけ、複数の意見や情報を統合して考えられていたか
    • メタ認知:自分の考え方の特徴に気づき、活動中の取り組み方を振り返り、目的や状況に合わせて調整できていたか
    • ソーシャルスキル:自分の考えを理由とともに伝え、他者の意見を聞きながら、グループで一つのものをつくる経験ができていたか
  3. 今後につなげる 活動の振り返りをもとに、お子さま自身が「自分はどうありたいのか」「自分にはどのような特徴があるのか」「そのために、次にどのような工夫や経験が必要なのか」を考えていきます。スタッフの見立てと本人の自己評価をすり合わせながら、自己理解を深めていきます。そのうえで、お子さま自身が、自己実現に向けて次に取り組みたいことや試してみたいことを考えられるようにしていきます。

このプログラムで育てたい力

このプログラムでは、生物の知識を覚えることだけを目的にはしていません。

今回の「生物の進化から生態系を考えよう」では、agorIQが大切にしている「深い思考」「メタ認知」「ソーシャルスキル」を、生物の進化や生態系を考えるワークを通して育てていきます。

根拠をもって深く考える力(深い思考)

物事を細かく観察し、複数の情報を結びつけながら、理由をもって考える力です。

このワークでは、実在する鳥類の特徴を比較したり、島の環境条件を読み取ったりしながら、進化を予測するために必要な情報を集めます。そのうえで、気候・食べ物・天敵・すみかなどの条件を結びつけ、「なぜそのように変化すると考えたのか」を説明していきます。

自分の考え方に気づき、調整する力(メタ認知)

自分がどのように考えているのかを振り返り、目的や状況に合わせて考え方や取り組み方を調整する力です。

このワークでは、進化を予測する過程で、自分がどの情報に注目したのか、どこで考えが変わったのか、どのように判断したのかを振り返ります。また、他者の意見や新しい情報に触れながら、自分の考えを見直したり、進め方を調整したりする経験を重ねます。

仲間と関わりながら考えを形にする力(ソーシャルスキル)

自分の考えを伝え、他者の意見を聞きながら、グループで一つのものをつくり上げる力です。

このワークでは、それぞれが考えた生物の進化を共有し、生物同士の関係や空いている役割を話し合いながら、島全体の生態系をつくっていきます。異なるアイデアを出し合い、必要に応じて調整しながら、ひとつの未来の生態系を形にしていきます。

7月に先行体験会を実施します

「生物の進化から生態系を考えよう」は、9月以降に全3回+振り返りセッションで実施予定です。

それに先立ち、7月18日・7月25日に、全2回の短縮版として先行体験会を行います。

先行体験会では、生物の特徴を観察したり、環境との関係から進化や生態系について考えたりしながら、agorIQの探究プログラムの一部を体験していただけます。

ご興味のある方は、ぜひ以下のボタンからお申し込みください。