小集団プログラム「agorIQ -アゴリック-」

~ ギフテッド・2eの子ども達の自己実現を目指して ~
2026.04.10
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ギフテッド・2E向けプログラム「agorIQ」の第3回体験会を開催しました!
ギフテッド・2E向けプログラム「agorIQ」の第3回体験会を開催しました!

こんにちは!3月21日にagorIQ体験会を開催しましたので、その様子をお伝えします!
今回は「儲かるゲームを考えよう」をテーマに、前半に「儲かる」の意味について学び、後半に「儲かるゲーム」を考えるグループワークを実施しました。実施したプログラムの開催概要は以下のページをご参照ください。

前回に引き続き、今回のプログラムでもagorIQの3つの柱に対応させた3つのめあてを掲げました。具体的には、深い思考として「本当に街に必要な建物を考える」、メタ認知として「色々な立場で考える」、ソーシャルスキルとして「意見と理由を伝え合う」の3つをめあてとしました。なお、agorIQの理念や3つの柱については、以下のページをご参照ください。

前半では、参加者全員で「住みやすい街」とはどのようなものかを考えました。
「近くにお店が多い」「道路が整備されていて物が運びやすい」「家が近くにあると、色んな友達と遊びやうい」といった意見が挙がりました。

さらに今回は、子ども自身の視点だけでなく、「街にはどんな人が住んでいるのか」という観点にも目を向けてもらいました。高齢者や子どもがいる家庭にとっての住みやすさとは何か、多様な立場から「住みやすい街」について考えてもらいました。「高齢の方のために、老人ホームがあった方がいい」「車を持っていない人のために、施設の近くにバス停がある方がいい」など、子ども以外の立場から「住みやすさ」を考えることができました。

意見を共有した後は、「住みやすい街の要素」を「生活の便利さ」「教育・文化の充実」「保健・福祉の手厚さ」の三つの定義し、改めてそれぞれの要素について考えていきました。

後半がグループワークを行い、街の地図に施設を配置しながら、「住みやすい街」を実際に設計していきました。施設を配置する際は、前半で整理した「住みやすさの三つの要素」や、「さまざまな人にとっての住みやすさ」を意識しながら考える姿が見られました。

今回使用したのは、こちらの地図です。実際に日本にある街をもとに、スタッフが作成しました。


 グループワークでは、さまざまな施設を実際に配置しながら、「住みやすい街」を形にしていきました。

その過程では、「どの施設をどこに配置するか」をめぐって意見が対立する場面も見られました。
「中学校は広いスペースに置いた方がいいのではないか」―「小学校の近くにあった方が、きょうだいで登校しやすいのではないか」といったように、それぞれの考えをもとに議論が展開されていました。

また、「いろいろな建物を置きたいけれど、空き地が足りない」といった現実的な制約にも直面しながら、どの施設を優先するかを考える姿も見られました。

そういった対立やジレンマの中では、「今の街に本当に必要なものは何か」を俯瞰して考えたり、「なぜその施設が必要だと思うのか」「なぜその場所に配置したいのか」といった理由を伝え合ったりすることで、合意形成を図ることができていました。

さらに、「保護者が買い物をしている間に子どもが遊べるように、商店街の近くに公園を配置しよう」
といったように、具体的な生活場面を想像しながら配置を工夫する様子も見られました。

そして話し合いの中では、「キャンプ場で魚釣りをしたいから、森をくりぬいて川の水をつなぎたい」
といった、自由で個性的な発想も生まれていました。

グループワークの末に、このような地図が完成しました!

 住みやすい要素三つをうまく考慮しながら、ひとつの 「住みやすい街」が完成したと思います。

バス停の路線図も書き起こしてくれており、具体的に生活の様子がイメージできます。

 活動後には、「住みやすい要素を全て考えることが難しかった」「自分とは違った意見を聞けて面白かった」といった感想が聞かれました。

今回のプログラムでは、街づくりというテーマを通して、住みやすい街に必要なものを考える力や他者の視点に立つ力、そして対話を通じて合意形成を行う力が発揮されていました。

このようにagorIQでは、体験や仲間との関わりを通して、3つの柱にアプローチし、ギフテッド・2Eの子どもたちの自己実現を目指しています。

agorIQホームページには、agorIQの概要のほかにも、過去の体験会の様子や今後の予定などを掲載しております。是非ご覧ください!