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【2025年大阪】不登校の子どもの居場所支援│不登校の子どもの今と未来を考える
【2025年大阪】不登校の子どもの居場所支援│不登校の子どもの今と未来を考える

こんにちは。

SOLE個別最適学習ラボ編集部です。

近年、不登校の子どもたちが増加しています。

不登校は決して特別な問題ではありません。

「自分の子が不登校かもしれない…」

「学校に行かないままで本当に大丈夫だろうか」と不安を抱えている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

文部科学省の調査では、令和5年度の小中学生の不登校児童生徒数は約34万6千人と過去最多を更新しています。

そこで、全国的に不登校児の居場所支援が少しずつ拡充されてきました。

大阪府内でも多様な支援の取り組みが行われています。

例えば、フリースクール学びの多様化学校が増え、子どもたち一人ひとりに合った学びの選択肢が広がっています。

今回は、不登校児の居場所支援を中心に、大阪のフリースクールの紹介や、出席認定の活用方法など、実際の事例や制度の情報を交えながらお伝えしていきます。

くわえて、学校に行くことのメリット・デメリットについても今一度お話させていただきます。

不登校は、子どもたちが自分らしく生きるための一つの選択肢です。

今回のお話が保護者の皆様にとって、少しでも参考になればさいわいです。

不登校とは

不登校は単なる「怠け」や「わがまま」ではなく、子どもが抱えるさまざまな要因や背景によって生じるものであることが明確にされています。

そのため、子ども一人ひとりの状況に応じた理解と支援が求められます。

不登校の背景には、学校での人間関係の悩みや学業への不安、家庭環境の変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

これらの要因を丁寧に見つめ、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが重要です。

不登校の定義

「不登校」とは、文部科学省の定義によれば、

心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にある児童生徒

を指します。

ただし、病気や経済的な理由によるものは除かれます。

不登校とは(文部科学省、2003)

不登校の原因

不登校の原因は多岐にわたり、個々の児童生徒の状況によって異なります。

文部科学省が実施した令和4年度の調査研究によれば、以下のような要因が挙げられています。

無気力・不安

教師の回答によると、不登校の主たる要因として「無気力・不安」が最も多く、全体の55.3%を占めています。

これは、学業や人間関係、将来への不安などが複合的に影響していると考えられます。

学業不振

学習内容の理解が難しい、成績の低下、宿題の未提出など、学業面での困難が不登校の要因となることがあります。

友人関係のトラブル

いじめや友人との関係性の問題、仲の良い友達がいないことなどが、不登校のきっかけとなる場合があります。

教職員との関係

教師との相性が合わない、叱責を受けたことなど、教職員との関係が不登校の要因となることがあります。

家庭環境

親子関係の不和、家庭内の急激な変化(引っ越しや離婚など)、家庭内のトラブルなどが影響することがあります。

身体的・精神的な問題

体調不良、睡眠障害、感覚過敏、発達障害の診断や疑いなど、身体的・精神的な問題が背景にある場合があります。

これらの要因は単独で存在することもあれば、複数の要因が複雑に絡み合っていることもあります。

また、不登校の原因や状況には個人差があります。

そのため、子ども一人ひとりに対して、丁寧な理解と支援が求められます。

文部科学省は、「誰一人取り残されない学びの保障」を掲げ、学びの多様化や支援体制の整備を進めています。

お子様の状況に応じた適切な支援を受けられるよう、学校や専門機関と連携を図ることが重要です。 

参考:不登校要因調査報告書240507(文部科学省)

不登校の相談窓口

不登校の原因が特定しにくい場合や、深刻な場合は、専門家の力を借りて、適切な対応を検討することが重要です。

不登校に関する相談窓口は、保護者やお子様が安心して相談できるよう、さまざまな機関が設けられています。

以下に、大阪市および全国で利用可能な主な相談窓口をご紹介します。

・大阪市内の相談窓口

1. 中央こども相談センター

▶教育相談・特別支援教育相談(完全予約制)

不登校やいじめ、障害のある子どもの教育に関する相談を受け付けています。

利用時間:9時~17時30分(土曜・日曜、祝日、年末年始は休み)

予約・問い合わせ:06-4301-3100

▶不登校・いじめ等電話教育相談

保護者や子ども自身が電話で相談できます。

受付時間:9:00~19:00(土曜・日曜、祝日、年末年始は休み)

保護者専用:06-4301-3141

子ども専用:06-4301-3140

2. スクールカウンセラーによる相談

在籍する学校の管理職を通じて、スクールカウンセラーとの面談を申し込むことができます。

不登校やいじめに関する相談に対応しています。

3. 各区の保健福祉センター(子育て支援室)

心身の発達、しつけ、非行、不登校、虐待、親子関係など、子育てに関する幅広い相談を受け付けています。

受付時間:9:00~17:30(土曜・日曜、祝日、年末年始は休み)

問い合わせ先:各区の保健福祉センター

・全国共通の相談窓口

24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)

子どもや保護者が、いじめや不登校などの悩みを相談できる24時間対応の無料ダイヤルです。

電話番号:0120-0-78310(通話料無料)

受付時間:24時間対応(年中無休)

不登校の問題は一人で抱え込まず、専門の相談窓口を利用することで、適切な支援やアドバイスを受けることができます。

お子様の状況に応じて、これらの窓口を活用してみてください。

学びの多様化について

「学びの多様化」とは、子どもたち一人ひとりの多様な背景やニーズに応じて、柔軟で多様な学びの機会を提供することを指します。不登校を含む、様々な理由で学びが困難な生徒に対して、従来の学校教育だけでなく、個々の状況に合わせた質の高い教育が求められています。

具体的には、学びの多様化学校と呼ばれる学校の設立があります。

学びの多様化学校(旧・不登校特例校)とは?

「学びの多様化学校」とは、不登校の児童生徒の実態に配慮し、特別な教育課程を編成して教育を実施する学校です。

文部科学大臣の指定を受けて設置され、通常の学習指導要領によらず、柔軟な教育が可能となっています。

この制度は2005年に「不登校特例校」として始まり、2023年に現在の名称に変更されました。 

参考:学びの多様化学校の設置者一覧

学びの多様化学校の特徴と具体例

・子ども一人ひとりに合った学び方

毎日登校しなくてもいい。

午後からスタートの授業がある場合も。

自然体験や社会活動など課外での学びを取り入れている。

子どもの興味・関心に合わせた教育を実施している。

・学校らしさにしばられない

制服・髪型・持ち物のきまりがない学校がある。

定期テストがないことも。

・ていねいなサポート

担任の先生だけでなく、チューターと呼ばれる大人が一人ひとりをサポート。
少人数指導や習熟度別指導を行い、個々の学習状況に応じた支援を提供している。

勉強だけでなく、心のケアや進路相談も充実している。

✓【大阪市の例】心和中学校(しんわちゅうがっこう)の紹介

大阪市では、不登校の中学生が増加しており、令和4年度の不登校児童生徒数の在籍比率は中学校で1.44と全国平均を上回っています。

このような状況を受けて、心和中学校は、学校や関係機関の支援を受けてもなお在籍校への復帰が困難で、不登校または不登校傾向にある中学生に対し、多様な教育機会を確保することを目的として開設されました。

  • 授業時間の削減:標準授業時数1015時間から770時間に変更し、生徒の負担を軽減しています。
  • 登校時間の調整:昼間部は13時15分から18時10分までの5限構成で、朝の登校が難しい生徒にも配慮しています。
  • 校則の廃止:制服、体操服、鞄の指定はなく、定期テストや部活動もありません。
  • 多様な学習スペース:教室内には視線を遮る仕切りを設置し、自由に使用できる休憩部屋や多目的トイレも完備されています。                              
  • チューター制度:生徒一人ひとりに担当のチューターが付き、個別の学習支援や相談に対応します。
  • 探究学習の導入:eスポーツやドローンを活用した探究学習、月に一度のお楽しみ会など、特色ある授業を提供しています。
  • 昼間部と夜間部の連携:昼間部(学びの多様化学校)と夜間部(夜間学級)の2部制を採用し、5限目は両部の生徒が合同で授業を受けることで、世代や国籍を超えた交流を促進しています。

参考:大阪市立心和中学校

   大阪市(心和中学校)

学びの多様化学校の現状と展望

2025年4月時点で、全国に58校の学びの多様化学校が設置されています。

文部科学省は、将来的に全国で300校の設置を目指しており、今後も増加が見込まれています。
2024年度には中学校のモデル校(上記、大阪市の心和中学校含む)がいくつかスタートするなど、今後は高校だけでなく中学校レベルでの整備が加速していくと考えられています。

また、オンライン学習やICT活用など場所や時間にしばられない学び方が広がっており、自宅・学校・地域の施設など、どこでも学べる環境づくりがすすめられています。

学びだけでなく、「安心できる居場所」「話せる大人の存在」がますます大事にされており、心のサポートにも注目が集まっています。

文部科学省は「どの子も学ぶ権利がある」という考えを大切にしています。

学びの多様化学校は、そうしたすべての子どもが取り残されない学びの仕組みとして、これからも拡充されていく見込みです。

【大阪】フリースクール7選

年々増え続ける不登校の児童生徒の数にともない、学校以外の学びの場所であるフリースクールの数も増えています。

不登校のお子さまがいる保護者様のなかには、お子様が笑顔で過ごせるフリースクールを探している方もいるのではないでしょうか。

さまざまな特徴があるフリースクールは、「学校が合わない子どもたちが通う場所」という枠組みではなくなりつつあります。

この章では、学校以外の学びの場所を探している保護者様とお子様のために、大阪にあるフリースクールを厳選して7つご紹介します。

・フリースクール・フォロ(大阪市東成区)

特徴:

①子どもたちが活動内容を話し合い、自分たちの居場所をつくる

②ゲームやスポーツ、勉強など、やりたいことを自由に選べる

③スタッフやボランティアが多様に関わり、安心できる環境を提供

施設情報:

〒537-0025 

大阪市東成区中道1-3-43

TEL:06-6720-8100/FAX:06-6720-8101

HP:

http://foro.jp/about/activity/

・こみらいフリースクール(大阪市都島区)

特徴:

①少人数制で、子ども一人ひとりに寄り添った学習支援を実施

②不登校や発達障害のある子どもたちが安心して過ごせる居場所

③保護者へのサポート制度もあり、家庭との連携を大切にしている

施設情報:

〒534-0021

大阪市都島区都島本通3丁目19-9

桜通商店街内

TEL

050-3562-7884

MAIL:

contact@co-mirai.com

HP:

https://co-mirai.com

・フリースペースなごむ(大阪市淀川区)

特徴:

①少人数制で、個別対応が可能な柔軟な支援体制

②子どもたちの元気を取り戻すため、一人ひとりに寄り添ったサポート

③大阪市塾代助成金が利用でき、保護者の相談にも対応

施設情報:

〒532-0003

大阪府大阪市淀川区宮原5-6-3

ニュー大阪ハイツ204

TEL:06-7165-5629

MAIL:info.nagomu@gmail.com

HP:
https://fs-nagomu.jimdofree.com/

・フリースクール キリンのとびら(泉佐野市)

特徴:

①子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供

②自分を知り、他者を認めることで、個性を大切にする教育

③社会に踏み出す自信を育むサポートを行っている

施設情報:

〒598-0071 

大阪府泉佐野市鶴原820-9

TEL:072-475-6364

HP:

https://kirin-npo.com/tobira

・志塾フリースクール TRANSIT教室(大阪市城東区)

特徴:

①過ごし方は自由自在で、自分のペースで活動できる

②不登校や発達障がいのある子どもたちが社会と関わる時間を創出

③一人ひとりの特性に合わせた支援を提供

施設情報:

〒536-0007

大阪市城東区成育3-14-13 旭伸ビル4階

TEL:【代表】050-5532-1504

     【教室直通】06-6180-8663

MAIL:contact@transit-japan.com

HP:

https://freeschool.transit-japan.com/

・ラキャボ!(大阪市阿倍野区)

特徴:

①小学生から大人まで、年齢を問わず利用できる居場所

②復学希望者のサポート実績があり、丁寧な保護者対応が特徴

③カフェのようなおしゃれな空間で、自己肯定感を大切にしている

施設情報:

〒545-0033

大阪市阿倍野区相生通 2-10-6

TEL:06-6654-7302

HP

https://lacabo.jp

・かわちラボ まちのスクール(河内長野市)

特徴:

①地域の歴史や自然を活かした体験学習を実施

②子どもたちが自分自身を認められる教育を重視

③公認心理師等専門家によるスタッフ育成にも力を入れている

施設情報:

〒586-0015

大阪府河内長野市本町9-15

TEL:070-9267-6153

HP:

https://machi-nukumori.org/project/project-209/

出席認定の仕組みと実際

文部科学省は、学校外で学ぶ不登校の児童生徒の努力を評価し支援するため、一定の要件を満たす場合に、フリースクールや教育支援センターなどでの学習活動を「出席扱い」とする制度を設けています。

この制度は、1992年に導入され、2017年の「教育機会確保法」施行により、法的な裏付けが強化されました。

出席認定って何?

「出席認定」とは、学校以外の場所での学びや活動を、出席とみなしてもらう制度のことです。

たとえば:

フリースクールに通っている
児童館や適応指導教室に通っている
自宅でオンライン学習をしている
などでも、学校長の判断で「出席」としてカウントできるようになっています。

出席認定の要件


出席扱いと認定されるためには、以下の要件を満たす必要があります。

保護者と学校の緊密な連携:保護者と学校が十分な連携を保っていること。

学習活動の適切性:フリースクールでの学習活動が、在籍校の教育課程に照らして適切であること。

学習活動の継続性:学習活動が継続的に行われていること。

学習成果の把握:学校がフリースクールでの学習成果を把握できること。

校長の判断:校長がこれらの要件を総合的に判断し、出席扱いと認定すること。

どの場合も「学習の記録」や「報告」が必要です。

実際の運用と課題


実際には、出席認定の運用は学校や自治体によって異なります。

在籍校と連携し、学習活動の報告書を提出することで出席扱いとされるケースもありますが、すべてのフリースクールで出席認定が行われているわけではありません。

文部科学省の調査によれば、フリースクール全国ネットワークに加盟する団体のうち、約7割が出席扱いの認定を受けていると報告されています。

① フリースクールでの出席認定

多くのフリースクールは、在籍校との連携を取りながら、
「出席認定を受けるための学習記録や報告書」をまとめています。

② 適応指導教室(教育支援センター)

各自治体にある公的な施設で、原則として出席扱いになります。

学校と密につながっていて、安心して活用できます。

参考:大阪市教育支援センター

③ オンライン学習や自宅学習

こちらは少し出席認定のハードルが高くなります。
・学習計画
・取り組んだ証拠(ノート・記録・写真など)
などが必要となります。
「教育支援センター」と併用することで、よりスムーズに認定されやすくなります。

保護者様向けのアドバイス

お子様がフリースクールに通う際、出席認定を受けるためには、在籍校との連携が重要です。

以下の点に留意してください。

学校とよく相談すること
→ 担任や校長先生に「出席認定を希望します」と伝えることがスタートです。

   また、定期的に学校へ活動内容を報告し、情報共有を行いましょう。

記録をしっかり残すこと
→ 活動日や内容、写真、作品など、記録は多いほど良いです。

フリースクールと連携をとること
→ スクール側で学校向けの報告書を出してくれるところもあります。

出席認定を受けることで、お子さまの学習の継続性が保たれ、将来の進路選択の幅が広がります

不明な点や不安なことがあれば、学校の先生やフリースクールのスタッフに相談し、適切な支援を受けてください。

SOLEも保護者様のお話をお伺いし、情報提供のご協力はできるので、いつでもご連絡くださいね。

学校に通うことのメリット・デメリット

お子様が学校に行けない・行かない状態にあると、保護者の方も不安や悩みを抱えることと思います。

ここでは、「学校に行くこと」について、メリットとデメリットの両面から整理し、これからの選択の参考になる情報をお伝えします。

学校に行くことのメリット

社会性が身につく

集団生活の中で、他者との関わり方やルール、協調性を自然と学べます。

小さな社会の中で様々な人がいることを学んだり、一丸となって学校行事に取り組んだりする経験は学生のうちにしかできないことです。

中には気の合わない人もいるかもしれませんが、学校で得たことは、将来的な対人関係の基盤になります。

学びの機会がある

基礎学力や知識だけでなく、自分の興味や得意を見つけるきっかけにもなります。

そして、自分の興味以外のことに触れる機会にもなります。

クラスメイトの作品をみる、なども子どもには良い影響を及ぼすかもしれません。

すべて、進路や将来を考えるうえでの材料になります。

日常のリズムが整いやすい

登校することで、生活リズム(睡眠・食事・活動)が整いやすくなります

規則正しい生活は、心身ともに安定した状態を保ちます。

これにより、ストレス軽減や感情のコントロールがしやすくなります。

さまざまな価値観に触れられる

家庭とは異なる文化や考えに出会い、自分の視野が広がります。

多様な文化や価値観に触れることで、新しいアイデアや視点を得ることができます

支援の手が届きやすい

学校に通うことには、学習だけでなく、友人との交流や社会性の育成など、多くのメリットがあります。

そのため、子どもが再び学校に通えるようになることを目指しつつ、無理のないペースで支援を行うことが大切です。

学校に行くことのデメリット・注意点

無理に通うと心身の不調につながることがある

「行かなきゃ」と自分を責めすぎると、抑うつや体調不良などに発展することも。

子どもの心身の状態が最優先です。

集団の中でストレスを感じやすい子もいる

感覚過敏や発達特性のある子は、教室環境や人間関係に強い負担を感じることがあります。

個別のニーズに対応しきれない場合がある

学校の仕組みが必ずしも一人ひとりに合っているとは限りません。

「普通」に合わせなければならないプレッシャーがあります。

周囲との違いに悩み、自己肯定感を下げる要因になることもあります。

選択肢を多く持ち、子どもに合った環境を

学校は、あくまで「選択肢の一つ」です。

合う・合わないがあり、合わない環境で無理をすると、かえって子どもに負担をかけてしまいます。

近年、通常の学校だけでなく、フリースクール、通信制・単位制高校、訪問支援など、さまざまな学びの場があります。

「今、学校に行っていない=将来が閉ざされる」では決してありません

どうか、お子さんの「今」の状態や気持ちを大切にしてください。

学校に行くことだけをゴールにせず、「どうすれば生きやすくなるか」を一緒に考えていきましょう。

悩みを1人で抱えこまず、専門機関や支援者に相談するのもいいでしょう。

まとめ

不登校のお子様を支えているすべての皆様へ

日々、悩みや不安を抱えながらも、お子様のために尽力されていることに心から敬意を表します。

その努力は、決してムダにはなりません。

お子様が学校に行けない状況にあるとき、保護者としてどのように声をかければよいのか、戸惑うこともあるかと思います。

その際には、まずお子様の気持ちに寄り添い、安心感を与えることが大切です。

「あなたがどんな状況でも、私はあなたを大切に思っているよ」というメッセージを伝えることで、お子さんは自分が受け入れられていると感じ、自己肯定感を高めることができます。 

また、お子様が日常の中でできたことに対して、「〇〇ができたね」と認めることも、自信につながります。 

一方で、学校に行くことの意義についても、おだやかに伝えることが大切です。

「学校には、友達と出会ったり、新しいことを学んだりする楽しさがあるよ」といったように、学校ならではの良さを共有することで、お子様がふたたび学校に興味を持つきっかけになるかもしれません。

お子様のペースを尊重しながら、少しずつ前に進むサポートをしていくことが、何よりも大事になってくるでしょう。

保護者の皆様の温かい支えが、お子様の未来を明るく照らす力となります。

これからもお子様とともに歩んでいく道のりを心から応援しています。そしてもし、困ってしまったときは、遠慮なくSOLEにお電話ください。