こんにちは!個別最適学習プログラムSOLEに関心を持っていただき、ありがとうございます。
agorIQの体験プログラムの開催をお知らせいたします。
子どもたちの「なぜ?」「どうして?」という問いを、探究のエネルギーに変えていく—— agorIQでは、そんな学びの原点を大切にしながら、ギフテッド児の個性と知的好奇心を伸ばすプログラムを行っています。
agorIQの理念や概要は、以下の記事でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
開催概要
・プログラムの概要
縁日のスマートボールを題材に、確率や期待値を“使える知識”として体感しながら学ぶ探究プログラムです。チームで協力しながら、「あたり」や「はずれ」の確率を調べてデータを集め、「どうすれ儲かるゲームになるのか」を、期待値や心理学的な視点をもとに考えていきます。
・日 時 1月24日(土) 13:30~15:00(90分)
・場 所 一般社団法人テトラcoco 学習支援O&Dセンター
(住所:〒530-0041 大阪市北区天神橋5丁目7-12 キングスコート4階)
・定 員 6名 (先着順)
・対 象 小学3年生~小学6年生 FSIQ120以上のお子様(2年以内の結果に限る。応相談。)
・参加費 無料
本プログラムの探究学習の流れ
本プログラムでは、ギフテッド・2E児を対象に、期待値の学習と「儲かる」ゲームの考察を通じて、「考える」「試す」「伝えあう」力を育みます。
前半は、くじ引きなどの実例を用いながら、確率と期待値について学んでいきます。指導者の問いかけに答えていくことで、概念や日常への応用例について深く学んでいきます。
後半では、確率や期待値を「儲かる」ゲームを考えることに応用していきます。チームに分かれて、まず「あたり」「はずれ」の確率を協力してを調べていきます。そして、期待値や参加者の心理の視点から、「儲かる」ゲームの料金や報酬の設定を検討し、実際に「儲かる」のか試行錯誤していきます。
このような流れの中で、子どもたちは単に知識を学ぶだけでなく、確率や期待値の視点で「儲かる」ゲーム検討し、実際に試して結果を考察していくという探究学習のプロセスを経験します。

本プログラムの特徴
ギフテッド・2Eの子どもたちは、同じ年齢群の子どもと比較して高い知能を示すことで、周囲に馴染めず孤立してしまうことがあります。
そこで本プログラムでは、メタ認知・深い思考・ソーシャルスキルの3つの柱を総合的に網羅することで、ギフテッド・2Eの子どもたちの自己実現に必要な力の養成をねらっています。

自己実現とは、人が自身の持つ潜在的な能力や才能を最大限に発揮し、理想の自分に向かって成長するプロセスです。
まず、メタ認知は自己調整によって他のスキルの活用を促し、理想に向かって成長していくための推進力になります。そして、深い思考によって知的好奇心を知的探求へ昇華させたり、ソーシャルスキルによって他者と協働したりすることで、ギフテッド児は自分の才能を社会の中で発揮していくことができます。
なお、ギフテッド児に求められる教育方法については、以下の記事もご参照ください。
メタ認知
「考える・試す・伝えあう」探究のプロセスの過程で、メタ認知における「モニタリング」と「コントロール」を養っていきます。スマートボールの料金や報酬を設定する際には、「儲かる」という目的を意識して、そこから自分の思考がズレていないかを常に点検したり、考えた設定を試してみて、実際に「儲かる」のかを検討する必要があります。そのときに働くのが「メタ認知的モニタリング」です。そして、得られた気づきをもとに「次はこうしてみよう」と自ら考え方や行動を修正していく過程が、「メタ認知的コントロール」です。
また、ブレインストーミングで他者と話し合う際にも、これらの能力は発揮されます。自分の考えにこだわるのではなく、「他の人の意見を聞いてみよう」と考えたり、自分の考えが相手に伝わらないときには「説明の仕方を変えてみよう」と考えたりすることで、モニタリングやコントロールの力が養われていきます。
このように、答えを出すだけでなく、「考え方を客観視し、修正できる力」を育てていきます。
深い思考
本プログラムでは、「批判的思考」「統合的思考」「科学的思考」を促していきます。
批判的思考
確率や期待値を学んだり、実際にスマートボールに応用してみたりすることで、「当たりやすそう」「儲かりそう」という感覚だけでなく、本当にそうかをデータや計算で検証するように促していきます。これは、表面的な印象に疑問を向ける批判的思考です。
統合的思考
ゲーム料金や報酬を設定する際には、確率と期待値という数学的な視点と、「参加したくなる設定」「料金と報酬のバランス」等の参加者の心理的な視点を合わせて考えるという、複数の要因を考慮する統合的思考が必要になります。
科学的思考
グループワークの中で、「こうすれば儲かるはず」という仮説を立て、実際に試して検証し、うまくいかなければ修正する——このプロセスそのものが科学的思考です。
ソーシャルスキル
本プログラムの後半では、チームに分かれて協力しながら「あたり」「はずれ」の確率を調べたり、仲間と意見を交わしながらゲーム料金や「あたり」の報酬を設定していきます。この過程で「相手に自分の考えを伝える力」と「相手の意見を聴く力」の双方が育まれます。自分の仮説や工夫を説明する際、子どもたちは感覚的な表現ではなく、確率や期待値といったデータや、理由をもとに論理的に話す必要があります。
さらに、他者の結果や考え方を注意深く聴くことで、自分とは異なる視点や発想に気づき、思考を広げていきます。異なる意見を受け入れ、自分の考えを修正する経験は、協働的探究の基盤です。このような対話を通して、子どもたちは伝える力と聴く力を往復させながら、他者と共に思考を深めるコミュニケーション力を育みます。
なお、ギフテッド児の対人関係について、より詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。