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こんにちは。SOLE個別最適学習ラボ編集部です。
一般的に、子どもは幼児期を過ぎると、自分の欲求を言葉で表現できるようになってきますよね。
一方で、自分の状態をうまく説明できずに、泣いて叫んだり、怒って物を投げたり、時には自分を叩いたりと、大人からすれば「ワガママ」を言っているようにみえるときもあります。
家庭や町中で「大声で泣き叫ぶ」「手足をバタバタさせて暴れる」ことを「癇癪(かんしゃく)」と呼びます。
ところかまわず癇癪を起されると周りの人たちは疲れてしまいます。
また「子育てに何か問題があるのでは?」と悩んでしまう保護者の方もいらっしゃるでしょう。
子どもが癇癪をおこすのには、様々な原因が考えられます。
今回は子どもが癇癪を起す原因や発達障害との関連、対応のポイント、困ったときの相談先なども合わせてお伝えします。
一人で悩まず、ご参考になさってくださいね。
癇癪の定義
「癇癪」という言葉は、医学的に明確に定義されたものではありません。
怒りからくる突発的な行動(泣き叫ぶ、暴れる等)をコントロールすることができない混乱した状態のことを指します。
激しい興奮を伴いますが、コミュニケーションの手段として習慣化してしまうこともあります。
癇癪とは
癇癪はふつう、欲求不満に対する反応です。
疲労や空腹で起こることも多いといわれています。
また、注意を引きたかったり、欲しいものがあったり、やりたくないことがあったりしても、癇癪を起こすことがあります。
通常、1歳半ごろから始まり、2〜4歳児に最も多くみられ、5歳になってくると徐々に落ちついていきます。
子どもは歩けるようになることで行動範囲が広がり、いろいろなことができます。
しかし思い通りにならないことも多く、言葉で表現できない怒りや失望といった感情を癇癪で表しているのです。
参照:MSDマニュアル
癇癪の例
・大声を出す(叫ぶ、泣く)
・物を投げる
・手足をバタバタさせて暴れる
・床や壁に頭を打ちつける(自傷行為)
・周りの人を殴ったり蹴ったり、攻撃的な態度や言動をとったりする
・地団駄を踏む
・フリーズし、何にも手が付けられなくなる
など
癇癪を起こす原因・背景
子どもが癇癪を起こす原因は、精神や身体機能・言語能力の未発達等、さまざまな原因があります。
年齢や発達段階によっても異なります。
癇癪の原因
上述のとおり、主な原因として挙げられるのは、欲求不満、疲労、空腹です。
乳児期であれば、生理的欲求に関わる不快の感情を泣いて訴えることで解消しようとしています。
少し成長すると、コミュニケーションや自己主張としての役割も果たします。
幼児期では、自分の欲求が通らなかったときの対処法がわからず感情を爆発させてしまったり、言葉や表現方法がわからず、自分の意図をうまく伝えられなかったりしたときに癇癪が起こることがあります。
児童期以降にも続くことがあり、環境の変化に対する不安やストレスがあったとき、自分の気持ちに大きく影響を与える出来事があったとき、自分の感情に対する向き合い方がわからずコントロールができないときなどに癇癪が起きるケースがあります。
発達段階やその場の状況によって原因は異なるものの、どの年代でも共通するのは、癇癪が起きているときには、「欲求が満たされていない状況に陥っているアピールをしている」、「何か不都合を取り除こうとしている」そして「困っているというサインを発している」ということです。
もちろん、発達段階とともに癇癪以外の方法で伝えることができる場合もあります。
しかし、言葉で伝えることが苦手だったり、癇癪を起こした結果「いいことが起こった/いやなことが減った」とすると、また同様な行動が起きやすくなっていきます。
以上が、癇癪行動の原因であり心理メカニズムです。
子どもが癇癪を起こすときは、必ずその行動の裏にメッセージが隠れています。
癇癪を起こす背景
子どもが癇癪を起こすと、親は「自分の子育てのせい」と責めてしまうかもしれませんが、決して親のせいではありません。
子どもが癇癪を起こす背景には「注目」「要求」「拒否」の3つの気持ちが考えられます。
注目:自分に注目してほしい、構ってほしい
要求:あれがほしい、これがしたい
拒否:何かをしたくない、どこかに行きたくない、嫌だ、避けたい
子どもの癇癪を泣きわめく・暴れるなどの困った行動として考えるのではなく、「ストレス状態(原因)」→「ストレス状態を解消する方法(手段)」→「目的の達成」というグループ化された行動として捉えましょう。
例えば、「ほしいお菓子を買ってもらえない」→「スーパーの床で寝転がり泣き叫ぶ」→「お菓子が買ってもらえる」というように、です。
癇癪を起こしたときに要求が叶えられるような成功体験をすると、「癇癪を起こすといいことがある」と子どもが誤学習してしまい、自分の欲求を叶えたいときに癇癪を起こすようになってしまうことがあります。
癇癪と発達障害の関連性
癇癪がしばしば起きたり、小学生まで長く続いていたりすると「もしかして発達障害があるのでは」と考える方もいますが、癇癪がある=発達障害というわけではありません。
発達障害は先天的に脳の働きに偏りがある障害で、癇癪との直接的な関連はないとされています。
しかし、発達障害の特性が癇癪につながっている可能性はあります。
ここでは、癇癪を引き起こす要因として考えられる発達障害の特性を4点ご紹介いたします。
・こだわりの強さ
特定の興味や活動に対して強い執着心を持つことがあります。
例「自分なりのルールでやりたい」「特定のアニメの一部を何度も見続けたい」等
・コミュニケーションにストレスを感じやすい
他者との適切な意思疎通に苦労する場合があります。
例「曖昧な表現や冗談を理解しにくい」 「相手の気持ちを想像できない」等
・自分の感情のコントロールや表現が苦手
言葉の理解や感情の制御が難しく、自分の思考を的確に伝える方法がわからないことがあります。
例「怒りを抑え方がわからない」「気持ちを暴力行為で表現してしまう」等
・不安や恐怖に敏感である
急なことやいつもと違うことに大きなストレスを抱えます。
例「スケジュール変更に不安を感じる」「いつもと違うことをすると怖い」等
発達障害による癇癪の原因は、「どうしていいかわからない強い不安や恐怖、葛藤、混乱」だと言われています。
つまり、発達障害の特性に由来するものであり、わがままではありません。
ここで紹介したものはあくまでも一例です。
もし「発達障害かな?」「この癇癪は大丈夫?」など気になることがあれば、専門機関に一度相談してみてください。
SOLEでもお電話での相談を受け付けています。
癇癪の予防
癇癪は子どもにとっても親にとってもなるべく事前に回避したいものですよね。
そのためには癇癪につながりやすい状況をおさえておくことが大事になります。
空腹、疲労などの生理的不快感、欲求不満などの我慢のしすぎ、見通しの立たないことによる予測不可能な事態などが癇癪の原因となっているため、事前の準備と理解によって、多くの修羅場は回避できます。
では、癇癪を予防するための効果的な準備や方法について考えてみましょう。
・原因を正しく理解する
まずは癇癪を起こしてしまう前に、今までに癇癪が起きた原因は何か知っておくことが大切です。
・環境調整
子どもは特定の刺激に敏感に反応することがあります。そうした刺激を取り除いたり減らしたりする工夫をしましょう。
温度、騒音、照明の明るさなどを調整するだけで癇癪が起こりにくくなることもあります。
・気持ちを伝える支援を行う
子どもが自分の感情を理解できるよう、感情の言語化を手伝ってあげましょう。
伝えたいことを表現できるように絵カードなどでフォローをしてあげることも大切です。
・予定を事前に知らせる
新しい活動を始める時や予定に変更がある場合は、事前に子どもに知らせるようにしましょう。
例えば、次の行動の予告、スケジュールの視覚化、タイムリミットの設定等、子どもが切り替えやすい方法が見つかると癇癪の予防になります。
・ルーティーンを作る
子どもは予測できるルーティーンに安心します。
できるだけ決められた一定の時間に食事や睡眠、毎日の活動を行い、生活リズムを安定させてあげましょう。
・子どもに一度共感する
すぐに否定せず、まずは「どうしたの」「話してみて」と話をきいてあげましょう。
話を聞いてあげることは、子どものことを肯定することと同じです。
子どもの要求をすべて満たす必要はありませんが、一度子どもの意見に共感することで大きな衝突は避けられるのではないでしょうか。
聞いた上で、どこまでなら受け入れられるかを伝えたり、別の提案をしてみたりすると納得することもあります。
癇癪がおこってしまったときの対応
予防や支援を行っていても、子どもが癇癪を起こしてしまうことはあります。
ときには要求に応えてあげることも乳幼児期においては大切です。
しかし、言葉でのコミュニケーションがとれるようになれば、習慣化しないように対応しましょう。
対応について
・安全を確保する
まずは、子どもが怪我をしないように危険なものを遠ざけたり、周りの安全を確保したりします。
周囲に人がいる場合には、その人たちを安全な場所に誘導しましょう。
刺激となっているものを周囲から減らすこともマストです。
投げられるもの・倒せるもの、鋭利なものや、ぶつかると危ないものは本人から遠ざけるようにし、自傷やケガを避けましょう。
・必要以上に子どもにかまわず、落ち着くのを待つ
危険がないようであれば、過干渉せずに子どもの興奮が冷めるまで待ちます。
広い場所や車の中に移動するなどして、子どもが落ち着くのを待ちましょう。
クールダウンは人の少ないところで行ってください。
話しかけると火に油を注ぐようなもの。無視ではなく、見て見ぬふりぐらいがちょうどよいです。
・落ち着けたことを褒める
必ず、落ち着けたことを褒める声掛けを行います。
子どもの癇癪が止まり、完全に落ち着いたタイミングで「気持ちを落ち着けられたね」「泣かないで教えてくれてありがとう」などのように、言葉で伝えてあげましょう。
すぐに褒めるほうが子どもの印象に残るのでおすすめです。
子どもが褒められる経験を増やし、癇癪の予防にも繋げられるとよいですね。
・癇癪時の気持ちを言葉で表現させる
なぜ癇癪を起こしていたのか、子ども本人にその時の気持ちを言葉で表現させましょう。
感情に名前をつけてあげると、落ち着くこともあります。
また、怒りの原因により近い気持ちの名前を教えてあげるのもいいです。
「おこってるんだね。」「これは、くやしいムカムカだね。あーくやしい!って言ってごらん」
感情の出し方を見本としてみせてあげることも効果的です。
・子どもの気持ちを受容し、提案する
「まだ遊びたかったんだよね」「自分でやりたかったんだよね」と子どもの気持ちを一旦受け止め代弁してあげることで、子どもは親が自分の思いを分かってくれていると感じられ、安心できます。
そのあとに他の方法、よりよい方法を伝えて促すと、子どもは受け入れやすくなります。
参照:アンガーマネジメント
NG行動
・感情的な声掛け、暴力
親もつい感情的になって叱りたくなってしまうものですが、癇癪が鎮まるどころか余計にひどくなる可能性があります。
・質問攻めにする
泣き叫んでいるときに質問攻めにすると、子どもは余計パニックを起こしてしまうことがあります。
本人もなぜ癇癪を起こしているのかわからなくなり、長びく原因になります。
・放置する
癇癪をそのままにしておくと、子どもは、親が癇癪を容認していると捉えてしまいます。
またその場で気持ちを受け止めてあげないと、のちに引きずって思い出し泣きをするなどがあるかもしれません。
・物を与える
子どもの意見を全部受け入れる、あるいは結局物で釣って丸く収めようとすると、子どもは癇癪を起こせば思い通りになると思い込んでしまいます。
癇癪に困ったら?
さて、今までお伝えしてきた対応ですが、「心に余裕があるときはできても、毎回だと疲弊してしまう…」ということもあるでしょう。
癇癪に対してイライラして手が出たり心が折れてしまいそうになったりしたら、親が息抜きをすることが非常に大切です。
また、物が飛んできたり、殴りかかってきたりと怒りの矛先が親に向いたときには子どもと距離をとることも必要です。
暴言に言い返したくなったり、心が傷つけられたりすることもあるかもしれませんが、癇癪中の子どもの暴言の多くに深い意味はありません。
少し気持ちに余裕を持たせるための相談先や息抜き方法などをここではご紹介いたします。
相談先
年齢が上がっても癇癪がなかなか落ち着かない、癇癪がひどすぎて毎日疲れているというような場合には、次のような専門機関に相談してみましょう。
・癇癪および幅広い子育ての悩みの相談先
①保健所・保健センター
保健所とは「地域保健法」という法律にもとづき、公衆衛生行政を実施する機関のことです。
都道府県や指定都市、中核市や特別区などが設置しています。
病気や精神疾患などに関する相談を受け付けているほか、感染症対策、食品衛生・環境衛生に関する指導など、専門性の高い業務を幅広くおこなっています。
保健センターは市区町村が設置する施設で、地域住民に密着した対人保健サービスを総合的におこなう拠点です。
保健所は公衆衛生や健康危機管理業務などを担うのに対し、保健センターは健康相談・保健指導・乳幼児健診・予防接種・各種検診など、地域住民により身近な対人保健サービスを主な業務とします。
参考:
※各都道府県・市町村で調べたら出てきますが、参考までに大阪府・大阪市のものを掲載しています。
②子育て支援センター
子育て支援センターは主に乳幼児の子どもと子どもを持つ親が交流を深める場です。
市区町村ごとに、公共施設や保育所、児童館などの地域の身近な場所で、乳幼児のいる親子の育児相談、情報提供などを行っています。
気軽に遊びに行くことができますし、同じような境遇の親子で子育てについての不安や悩みも共有することができます。
参考:
地域子育て支援拠点事業について(子ども家庭庁)
③養護教諭・スクールカウンセラー
養護教諭は学校で子どもたちの健康管理にあたる仕事で、一般的には「保健室の先生」と呼ばれています。
保健室での子どもへの応急処置と保健主事としての保健業務だけでなく、生徒の心の問題の相談に乗り、適切な対応をすることも養護教諭の大切な役割となっています。
スクールカウンセラーは、集団生活の場である教育施設で、関わる人間の精神的負担を少しでも軽くするために生まれました。
学校に配属され、生徒や教師の心のケアを行ったり、保護者に対しても面談を行ったりします。
参考:
スクールカウンセラーについて(文部科学省)
④子ども家庭センター
子ども家庭センターは、子育てについてお困りのことや、子どもを取り巻く状況などを相談員と話し合っていただき、必要な援助についての判断を行います。
子どもの気持ちに配慮しながら、面接、観察、心理検査などをもとに心理学的に必要な援助の内容・方針を定めていきます。
参考:
※各都道府県・市町村で調べたら出てきますが、参考までに大阪府のものを掲載しています。
⑤ファミリーサポート
ファミリー・サポート・センター事業は、子育てを援助してほしい人(依頼会員)と、子育てを援助したい人(提供会員)がお互いに信頼関係を築きながら、子どもを預けたり、預かったりする子育て援助活動です。
センターは区市町村または区市町村から委託等を受けた法人が運営しており、会員同士のマッチングや提供会員に対する研修などを実施しています。
参考:
※各都道府県・市町村で調べたら出てきますが、参考までに大阪市のものを掲載しています。
・発達が気になるときの相談先
①医療機関
医療機関とは、小児精神科や児童に詳しいクリニック、かかりつけの小児科などです。
もし、かかりつけの病院がある場合、成長の様子や特性を知っているため、まず相談してみましょう。
担当医から専門医につないでもらえることもあります。
電話で相談できるサービスもありますのでご活用ください。
参考:
子ども医療電話相談事業(厚生労働省)
②発達障害者支援センター
発達障害のある方やその家族を対象に療育や就労等の各種相談に対応する機関です。
発達障害に関する情報提供や助言を行うとともに、相談内容により学校や施設等の関係機関と連携して、問題解決・軽減のための支援を行います。
また、地域の関係機関・事業所等への啓発・研修・支援、ペアレント・トレーニング等を実施しています。
参考:
③児童発達支援事業所・放課後等デイサービス
児童発達支援とは、児童福祉法に基づき、主に未就学(0~6歳)の子どもを対象にした、集団及び個別療育をおこなう障害福祉サービスの一つです。
日常生活における基本動作や知識技術を習得するためのサポートや、幼稚園などへの入園や小学校への入学に向けた集団生活への適応訓練などの支援をおこないます。
放課後等デイサービスとは、支援を必要とする障がいのある子どもや発達に特性のある子どものための福祉サービスです。
6歳から18歳までの就学児童(小学生、中学生、高校生)が通うことができます。
児童発達管理責任者が作成する個別支援計画に基づいて、自立支援と日常生活の充実のための活動などを行います。
障害者手帳の取得や医学的な診断の必要はなく、医師等から療育の必要性があると判断をされれば、自治体の判断により、利用することができます。
一般社団法人テトラcocoは、大阪市にある児童発達支援・放課後等デイサービスです。
利用されたい方はぜひお問い合わせくださいね!
④特別支援教育センター(教育センター)
教育センター・特別支援教育センターとは、各都道府県や政令指定都市等に設置されている教育機関です。
障害のある子どもの教育の充実、振興を目的に活動を行っています。
教育上の問題を抱える子どもと保護者および教育関係者への支援を提供しています。
教育相談から、教育の質の向上や教育課題の解決を図り、子どもの健全な成長を支援します。
参考:
⑤発達障害の親の会
親の会は、発達障害の子どもの親が集まって、お互いの悩み相談や情報共有、専門家を招いての講習などを行っている団体の総称です。
発達障害のある人の人権が守られ、いきいきと暮らすことのできる社会の実現を求めて活動しています。
参考:
※各都道府県・市町村で調べたら出てきますが、参考までに大阪市のものを掲載しています。
⑥発達障害専門の塾や家庭教師
発達障害や発達に特性のある子どものための専門塾や家庭教師も近年増えています。
得意や苦手に偏りがある子どもに対し、どのような対応をすればよいか、どのように学習をすすめていけばいいかなど、専門的な観点から助言がもらえることもあるでしょう。
SOLEもその一つで、子どもに合った指導法で学習をつみあげていきます。
また、以下の記事にも発達障害専門の学習支援は紹介しています。
参考になさってください。
算数障害を抱える子どものための塾│算数に苦手意識をもつ子への支援とは
息抜き方法
癇癪を起こすお子様の子育ては大変で、保護者様が疲れてしまうのは当たり前のことだと思います。
しかし、そのままにしておくとどちらにとってもよくありません。
お子様と保護者様自身のためにも、疲れたと感じた際に休んでもらえるよう、息抜きの選択肢をご提案いたします。
・楽しみや趣味を見つけてリフレッシュする
趣味や息抜きに使う時間を意識して作り、ご自身の疲れをとることを優先してください。
自分のための休息の時間を見直しましょう。
放課後や長期休みは放課後等デイサービスなどを利用し、子どもを預けるのも一つの方法です。
・家事代行やシッターサービスの利用を考える
家事は完璧である必要はないと思うようにし、疲れたときは家事代行サービスなどを利用して、日常の負担を減らしましょう。
家事代行の中には子どものお世話をしてくれるサービスが含まれる場合があります。
親の負担が減り、心と時間に余裕ができます。
また、子どもにとっても親以外の人と過ごす時間や経験は大切です。
・親の会の集まりなどに参加する
同じ悩みを持つ親や、子育ての先輩の話を聞くことで、悩みや不安が少し楽になることがあります。
子どもの癇癪に関する話を第三者に聞いてもらうだけでも、ストレスの軽減になるでしょう。
ペアレントトレーニングなども各地で定期的に開催されていますので、ご興味があればお近くを調べてみるといいかもしれません。
まとめ
今回は子どもの癇癪とその原因、対応法とその相談先について述べてきました。
子どもが癇癪を起こしてしまうと、「どうにか落ち着かせなくては!」「なんで止まらないの?」と焦った気持ちになってしまうものです。
しかし、癇癪は子どもの成長過程の一つです。
子どもの癇癪=「自分の気持ちや欲求を伝えるためのコミュニケーション」だと捉え、「何を伝えたいのか」を考えてあげましょう。
何より対峙する大人がストレスを抱え込みすぎず、余裕をもって対応しましょう。
・育児に疲れてしまい、自分はだめだとおもいこんでしまう
・子どもの嫌なところばかり目につき、可愛いと思えないことがある
などの辛い気持ちを抱え一人で悩み続けないでください。
個別最適学習SOLEでは発達に偏り(凸凹)がある子どもはもちろん、癇癪のある子どもへの指導も行っております。
お子様の困り感をヒアリングし、特性や状態を行動観察と検査から導き出し、もっとも適した学習法をご提案いたします。
指導経験豊富なスタッフが保護者様のお悩みにも寄り添います。
また、一般社団法人テトラcocoでは、児童発達支援・放課後等デイサービスの支援の提供もしています。
発達障害のあるお子様へ日常生活や自立に必要なスキルの学習、集団プログラムを実施しています。
どちらも子どもの特性に合わせた教材をご用意し、本人のスピードに合わせ、スモールステップで学びを進めていきます。
ご興味ございましたら、下記までお問い合わせくださいね。