
10月3日、ギフテッド・2E向け集団プログラム「agorIQ(アゴリック)」で、食べ物をテーマにした全6回の活動が始まりました。
9月に子どもたちが話し合って決めた、半年間の活動計画。10〜11月は「食べ物」に取り組みます。今回は、すぐに料理を作るのではなく、何を食べ比べ、何を作り、どのように記録するかをみんなで考えました。
まずは「みんなが最後まで話せる」ルールづくり
アイスブレイクのペーパータグのゲームで場をほぐした後、最初に考えたのは、話し合いの進め方です。

共通の目標は、全員が話せて、相手の話を最後まで聞けること。
子どもたちから意見を募り、「他の人が話しているときは、意見をかぶせない」というルールを決めました。もし発言が重なったら、話している人が「まだ話しています」と伝え、もう一人は「後で言う」と応じることも確認しました。
実際の話し合いでは、手を挙げて順番を待つ姿や、言いかけた言葉をいったん止める姿が見られました。
自分の考えを伝えることと、相手が伝える時間を守ること。その両方を、活動の中で練習していきます。

「料理から? 食材から?」アイデアを出し合う
今回の活動は、比べる→考える→作る→まとめるという流れで進みます。話し合いを進めるにあたって、①すでに決まっていること ②今日決めること ③後で考えること を整理したボードを机上において、話し合いを進めていきました。

1回90分、2か月の予算は1万円まで。使える調理器具や安全面、アレルギーへの配慮など、実際に活動するための条件も確認しました。
そのうえで、「おにぎりやサンドイッチなど、料理から考えるか」「お米やパンなど、食材から考えるか」を話し合いました。
子どもたちからは、サンドイッチ、ハンバーガー、おにぎりなど、さまざまな案が出ました。手軽に作れることを大切にしたり、電子レンジやパックご飯を使えば時間を短くできると考えたり、条件に照らして工夫する姿もありました。
また、仲間の意見を聞いて、「同じ食材でも、いろいろな料理が作れる」と考えを変える場面も見られました。最初の案を押し通すだけでなく、話し合いながら考え直すことも大切な経験です。

「バラバラだと比べにくい」という気づき
話し合いの中で出てきたのが、料理がバラバラすぎると、共通点がなくて比べにくいという意見でした。
「好きなものをそれぞれ作る」だけでは、何が違い、その違いがどこから生まれたのかを考えにくくなります。そこで、比べるための共通点を探しました。
最終的に、活動のテーマはお米とお餅に決定。「具材を中に入れる」「外に巻く」「上にかける」といった共通の工夫を取り入れる方向になりました。
同じ具材をお米とお餅に組み合わせて比べる案や、お米の産地・種類を変えて違いを見る案も出ています。
何を食べたいかだけでなく、どうすれば違いを比べられるかへと、話題が広がった場面でした。

記録は写真とランキングで
活動の記録は、写真を撮り、ランキング形式でまとめる方向になりました。自分で考えたレシピとランキングを組み合わせる案も出ています。
一方で、順位の見せ方については、「最下位は表示してほしくないかもしれない」という意見もありました。
分かりやすさや楽しさだけでなく、作った人がどう感じるかも考える。写真の使い方や、どこまで順位を載せるかといった詳しい方法は、今後改めて話し合います。
次回は、実際に食べ比べてみよう

次回は、お米とお餅を使った食べ比べを行う予定です。そこで見つけた違いや特徴を、自分たちのレシピづくりにつなげていきます。
全6回の大きな流れは、次のようになりました。
- 第1回: テーマと話し合いのルールを決める
- 第2回: 食べ比べて記録する
- 第3回: 食べ比べをもとにレシピを考える
- 第4・5回: 実際に作り、改良する
- 第6回: ランキングや記録をまとめる
「おいしい」「好き」という感想から、違いを見つけ、理由を考え、試してみる探究へ。子どもたちが選んだ「お米とお餅」が、これからどのようなレシピに変わっていくのか、楽しみにしていてください。
agorIQ参加者募集中
agorIQでは、現在残り2枠の参加者を募集しています。
「興味のあることをもっと深めたい」「同年代の仲間と一緒に探究したい」「自分の考えを表現し、話し合う経験を重ねたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。
※参加受け入れの締め切りは、2026年10月末です。途中参加をご希望の場合は、お早めにご相談ください。