目次
「ギフテッドの子どもへの接し方に悩んでいる」
「周りの子との違いが気になってしまう」
「一般的な育児書が参考にならない」
ギフテッドのお子様の保護者様で、このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
こんにちは。SOLE個別最適学習ラボ編集部です。
我が子が賢すぎて困っている、という悩みは贅沢に聞こえますが、「相談できる相手がいない」「理解してもらえない」というのは深刻な問題です。
ギフテッドの子どもたちは独特な思考回路を持っているため、一般の学習方法ではうまく学べない場合や、周囲になじめない子も少なくありません。
今回は、ギフテッドのお子様の子育てを悩んでいる保護者様に、ギフテッドの理解を深めていただくとともに、支援方法をお伝えしていきます。
保護者様の相談場所や親の会のご紹介もあるので、チェックしてみてください。
ギフテッドとは
ギフテッドの特徴
ギフテッドの子どもは、自分の関心のある分野には人並外れた知識を持つなど能力を発揮しますが、何でもできるわけではありません。
得意分野では大人と対等に会話ができるので成熟して見えますが、そうではない分野では年齢相応であったりもしくはそれよりも幼かったりします。
彼らの特徴やよく知られている行動を以下に簡単にご紹介します。
また、分類については、カナダのAlberta Learning(アルバータラーニング)とAlberta Associations for Bright Children (AABC) アルバータ協会が共同で製作した The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented (complete guide)のチェックリストを参考にさせていただいております。
友人関係
・一人で遊ぶことを楽しむ
・年上の人と一緒にいることを好む
・意見をまとめるなどのリーダーシップを発揮する
・周りのの感情にとても敏感であり、困っている人に対して感情移入をする
趣味
・大人向けの本や雑誌を読むことがある
・結果と原因の関係に興味をもつ
・自分で発見したり物事を解決するのを楽しむ
・言葉や数字で遊ぶのが好き
・創作や音楽、運動などで能力を発揮する
・.霊的(スピリチュアル)な価値観や考え方、哲学的なテーマに興味を示す
・絶滅の危機のある動植物や人種差別、環境汚染や貧困問題など世界的な課題に関心がある
・何かを収集することを好む
・人のスピーチや言葉を、話や劇、遊び、ゲームの中で真似をすることがある
・ゲームやおもちゃなどを自分で作ったり、新しいルールややり方を自分で作ったりする
思考傾向
・年齢にしては語彙が多い
・できることとできないことの差が激しい
・何かに集中するとそれ以外のことを忘れてしまうぐらい、1つのことに長時間集中する
・ほかの人にはわからないパターンやつながりを読み取る
・好奇心が強く、質問をしたがる
・論理的に正しくなくても自分の直観に従うことが多い
・想像力が豊かである
悩み
・見えるもの、聞こえるもの、触れるもの、口にいれるもの、匂いに普通でない位に敏感で繊細である
・自分や周りの人が完璧でないことにイライラを感じる
・批判にとくに敏感である
・行動前にリスクを知り、チャレンジを避けてしまう
・得意なことがよくできる分、苦手なことを注意されるばかりになってしまう
・じっとしているのが苦手
・予想がつくものに関して興味を失ってしまうことがある
・興味関心を教えてくれる人や好きなことを話せる友だちがいない
・学校がつまらなく感じる
日本の場合、周囲との協調を優先させてこれらの行動を意図的に隠す子どもたちがいることが知られています。
もし当てはまる項目はそれほど多くなくても、その特徴によって育てにくさを感じる、または子ども自身が生きにくさを感じているような場合は、一度専門家に相談してみてもいいかもしれません。
参考
※1 カナダのアルバータ協会(子供の教育と権利を保護することを目的とした非営利団体)が公表している42項目にわたるギフテッドの判定のチェックリスト
The Journey: A Handbook for Parents of Children Who Are Gifted and Talented (complete guide)より翻訳。 Adapted from Stand Up for Your Gifted Child: How to Make the Most of Kids’ Strengths at School and at Home (pp. 21–23) by Joan Franklin Smutny © 2001
※2 才能はみだしっ子の育て方 酒井由紀子
また、上記はあくまでも参考であり、すべてのギフテッドに当てはまるわけではありません。
もし、ギフテッドのお子様の子育てで悩んでいらっしゃれば、私たちSOLEがお力になれるかと思います。
SOLEは高精度の検査・分析と実績ある発達支援から生まれた個別最適(オーダーメイド)学習プログラムです。お子様だけでなく保護者様の困り感に寄り添っています。
気になった方は一度ご覧ください。
子育てにおける困り感
ギフテッドと聞くと理性的でスマートなイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
ですが、実際のギフテッドの子育ては非常に難しいものです。
どう育てて良いか悩むことも多いです。
その子自身の持っているパワーに保護者様が疲れてしまうこともあります。
また、周囲の態度に精神的に参ってしまうこともあります。
特に学習がよくできるお子様であればなおのこと、子育ての困難さを理解してもらいにくいでしょう。
もし子育てに疲れてしまい、周囲の人間に相談したとしても、「身体に障害があるわけではないのだから」「知的な遅れがある子はもっと大変なのだから」と言われてしまうこともあるかと思います。
ここではギフテッドの特徴によって考えられる、子育てにおいての困難さを皆さんと共有していきます。
神経質
ギフテッドのお子様の中には正義感が強い子が多くいます。
自分自身に対してだけではなく、相手にも同じ正しさを求めてしまうことがあります。
大人が矛盾をしたことを言えば、納得できずに腹を立ててしまいます。
もちろんそういったときには自分の意見を主張します。
学校の先生が怒っていたり、矛盾していたりすれば、学校という場が信頼できなくなることもあります。
大人からすれば、気難しい・神経質だと感じることも多いので、慎重に言葉を選び、伝える努力をしないといけません。
これが仕事であればそれほど苦痛ではないのかもしれませんが、子育ては24時間365日続きます。
自分の子であれば疲れて言葉が端的になってしまうこともあるでしょう。
保護者にとってかなりのストレスになるといえます。
過敏さ
ギフテッドの子どもの中には、光や音、味や触覚に敏感な子ども達が存在します。(感覚性過度激動)
音に敏感なあまり、かすかな音に反応し、イライラしてしまうことや、興奮してしまうことがあります。
着替えにも困難を極めることがあり、衣服の中でも着ることのできるものとできないものがあります。
光に敏感な場合は寝る事にも苦労しますし、夏などは早朝から目が覚めてしまうこともあります。
味覚に関しては、常に同じ味付けをしないといけません。
これらの刺激をなくすことを考えながら子育てを進めるため、落ち着いた生活を送るのにも一苦労します。
好奇心旺盛
とても旺盛な知的好奇心を持つという特徴もあります。(知性過度激動)
「なぜ?」「どうして?」という疑問を抱き、すべての物事を論理的に理解しようとします。
学問だけにとどまらず、日常生活のなかでも多くの疑問を抱きます。
毎日何十問と立て続けに質問されるなど、保護者など身近な人間が終わることのない質問攻めにあうこともあります。
ここで「うるさい」と言ってしまえば、子どもは「自分は嫌われているのかもしれない」というようなマイナスの感情に引きずられてしまいます。
フリーズして動けなくなる子もいれば、パニックになる子もいるでしょう。
感情の起伏
つづいて、子育てで大変な事柄の一つとして情緒面での激しさもあげられます。(情動性過度激動)
機嫌が良かったと思えば、突然不機嫌になったり、普通に学校に通っていたかと思えば、突然登校しぶりが起こったり、新聞を見ていたかと思えば、政治のあり方に不満を募らせることがあります。
感受性が強いために感情の起伏が激しく、「ちょっとしたこと」で泣くこともあります。
「ちょっとしたこと」にも理由は存在するのですが、一日の予定などもあって、すべてに向き合うことは難しく、ときには他人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
感情の起伏が大きく、本人も周囲もその感情の影響を受け、結果疲れはてるという困り感を抱えています。
緊張や不安、恐怖、羞恥心といった感情も強く増幅されるため、新しい環境では心身の不調を訴えたり、感情コントロールの難しさを訴えたりする人もいます。
周りの目
お子様が小さいうちは、周りと違う行動を取ったり、目立つ言動があったりしても、本人も周りもあまり気にしません。
しかし、小学校3年生くらいになると、周りも本人も「普通かどうか」が気になり始めます。
例えば、幼稚園のときに大人向けの専門書を読んでいても、周りの子どもたちは気にしません。
幼稚園児くらいまでの発達段階であれば、「大人が読むような本を読んでいる」と気付くことすらほとんどなく、気付いたとしてもからかいの対象にはなりません。
けれども、小学校に上がると次第に「あの子は変わっている」「周りと違うことをしている」とはやし立てられることがあります。
クラスメイトだけでなく先生からも「ちょっと変わった子」と認識されることで、ストレスを抱える場合があります。
授業が退屈だから学年以上の内容を勝手に勉強したら先生に怒られてしまった、というケースも少なくありません。
本人は、自分が周りと違うことに幼少期から気付いていることが多いのですが、学校生活が始まると人間関係がしんどくなり、学校への行き渋りや不登校の問題が出てきます。
ギフテッドの子どもをのびのびと育てるために
先に述べた通り、ギフテッドの子どもは、身体・精神的な発達よりもはるかに速い速度で認知的に発達します。
優れた認知能力により、年相応の精神的発達では対処しきれない情報に気づき、「どうしてわかってくれないの?」と感情的に不安定になることがあります。
そのため、保護者が子どもの持って生まれた能力や発達の違いをしっかりと認識し、子どもをサポートする適切な行動が必要不可欠になります。
逆にいえば、一番身近な保護者様がお子様としっかりコミュニケーションをとることで、お子様のもつ不安や孤独感はやわらぐでしょう。
お子様が考えていることの全てを理解することは難しいとしても、
「何があっても味方であること」
「いつも見守っていること」
「どんな挑戦も応援すること」
を、日頃の会話においてしっかり伝えることがポイントです。
とはいえ、もう少し具体的にどのようなコミュニケーションの取り方をしていけばよいか、悩みますよね。
ここでは5つのポイントに絞って、お子様のサポートの仕方を述べていきます。
また、以下の記事もご参考にしてください。
早期教育ではダメ!ギフテッドの子どもの才能を伸ばす教育方法とは
興味関心にあわせた様々な経験をさせる
学校ではみんなと同じことをするという環境に置かれることが多い分、家庭では「普通」「年相応」というような枠を外してあげましょう。
ギフテッドの子どもは興味関心のある経験の中でとくに大きな才能を発揮していきます。
ときには、親が理解できないようなことをしたがるかもしれません。
必要がないなどと親目線で決めたりせず、まずは経験させてあげましょう。
・科学館や美術館に連れていく
・演劇や映画を観に行く
・いろいろなスポーツに挑戦させる 等
無理に周りに合わせるよりも、せっかく生まれ持った能力を強みにして生きていく方が、お子様の人生にとってより良いものであることは間違いありません。
個性を尊重し、しっかり伸ばしていけるように、生活の中でたくさんの経験をさせてあげましょう。
得意や才能を伸ばすことができる環境や機会を与える
上記の「興味関心に合わせた様々な経験をさせる」と似ているのですが、ギフテッドの教育においては、苦手なことをできるようにすることよりも、得意な分野をさらに伸ばしてあげることに集中した方が高い効果が得られることがわかっています。
通常のクラスではギフテッドの子どもの知的欲求を満たす授業をすることは難しく、授業に不満を感じる子どももいます。
子どもの得意分野を正しく理解し、その分野に積極的に取り組むことを応援してあげましょう。
大人が答えられない質問なら、ごまかしたりせず「それはわからないから一緒に調べてみようよ」「おもしろそうね。本屋さんに探しに行こうか」など、いつも応援していること、応援できてうれしいことを、常にわかりやすく示してあげましょう。
また、ギフテッドの子どもは、夢中になると時間や周囲が見えなくなるほど集中しますので、興味のあることを好きなときに好きなだけ取り組める環境を整えてあげましょう。
自分のペースでどんどん先に進められるフリースクール・オンライン塾等の検討や年齢制限のない習い事もおすすめです。
まだ小学生だから…などと考えず、やりたがっていることはどんどん進めてあげましょう。
苦手の克服は負担にならない程度で取り組む
ギフテッドのお子様は、精神面の成熟やコミュニケーション力よりも、知能や言語能力が先立って成長していきます(非同期発達)。
得意分野については自主的に才能を伸ばしていきますが、苦手分野はサポートが必要です。
「話し方は大人っぽいのに、空気を読めない」ことはギフテッドのお子様によく見られますが、社会性の発達が遅れているわけではなく、知能に比べて年相応なだけです。
焦ったり注意をしたりする必要はありませんので、落ち着いて見守るようにしましょう。
ただし、2E [脚注1]の場合、苦手に注目されてしまって社会的に孤立してしまうことが多く、その結果得意を活かしきれないというケースが存在します。
苦手は苦手なままでも良いので、それが日常生活に負担にならない程度にしてあげることが大切です。
お子様が自分に自信をもてるようにする
ギフテッドのお子様は、レベルが高すぎるが故にそのすごさを認めてもらえないことがあります。
学校の先生がついていけないレベルに達していたり、周囲の友だちには何がすごいのか理解もできないような状態だからです。
・子どもが関心を示してとても良く調べているときは、それを認める
・関心のあることについて熱く話しているときは受け止めて聴く
・対等な視点で議論する(子どもあつかいしない)
以上の点を踏まえながら、お子様との会話を大切にしないと、才能を伸ばしていくための自己肯定感が高まりません。
しっかりとお子様と向き合い、認めてあげるようにしましょう。
居場所をたくさん作る
ギフテッドのお子様の中には、学校での集団生活になじみにくい子どもがいらっしゃいます。
しかし、集団活動を経験することは、お子様の成長においてとても大切な経験です。
コミュニケーション能力をみがく訓練として、チームプレイを体験させてあげましょう。
同年代同士のコミュニケーションが苦手な場合は、だれでも参加できる地域のスポーツクラブや趣味のサークル、ボランティア活動などを検討するのも良いでしょう。
お子様の視野も広げられますし、学校での勉強より何倍も「生きる力」につながる可能性があります。
人間的に成長するためにも、人との関わりは不可欠ですし、本人の安心できる居場所も多いほうがいいです。
同じように高い知能を持ったギフテッドの人々と交流することも「1人ではない」という気持ちにつながります。
そして、くりかえしにはなりますが、一番大切な居場所は家です。
家庭でお子様と話す機会を作り、本人がリラックスできる時間を作るようにしましょう。
ギフテッドの親の会紹介3選
子どもがギフテッド児かどうかのはっきりとした判断基準は決まっていませんが、目安としIQ130以上と言われる場合があります。
IQ130とは全人口の上位2%といわれています。
つまり、そのくらいギフテッド児は少ないのです。
少ないということは、言い換えれば理解して共感してくれる人に巡り合えないということでもあります。
ギフテッドの子の子育ては簡単ではありません。
育児書に書かれている常識はことごとく通用しませんし、定型発達の子と比べて特徴を理解した子育てが必要になってきます。
困ったことがあったときに相談できる場所や悩みに共感してもらえる場所がなかなか見つからなかったり、頭がいいからという理由だけで支援も受けられなかったりすることがあるのではないでしょうか。
親の会に入ることで、「わかる」「そういうことがあった」と寄り添ってもらうことができ、具体的なアドバイスをもらうこともできます。
学校で言いにくい子ども自慢も、一緒になって喜んでもらえることで、保護者様の孤立を防ぐことができるのです。
では、ギフテッド児の保護者の会を3つご紹介します。
ギフテッドプロジェクト「sprinG」
ギフテッドプロジェクト「sprinG」は、ギフテッド特性があり、学校に馴染みづらいと感じている小・中学生やその保護者に向けた居場所づくりに取り組もうと、2022年度より始動しました。
当団体OBである、精神科医・特別支援教育を専門とする大学講師といった専門職と、教育に志のある当団体の大学生が中心となって運営しています。
〇入会基準・方法
月に一度開催される説明会に参加することが条件です。
(※医療・教育面からのギフテッド講義は入会しなくても聞くことができます。)
〇活動内容
毎回テーマが異なり、医療・教育の両面からのアプローチを知ることができます。
成人ギフテッド自身がゲストとなり、当時の気持ちを振り返るということも行っています。フリートークではギフテッド育児の悩みを共有することができます。
オンラインでは保護者同士の交流のほかに発達専門の医療従事者から助言をもらえることもあります。
〇こんな人におススメ!
・児童精神科医や大学講師等の専門職のお話を聞きたい人
・子ども同士の交流の場も求めている人
◇基本情報
会社情報:NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)
問い合わせ先: gifted.info@roje.or.jp
詳しいHPはこちら:https://kyouikusaikou.jp/gifted/
ギフテッド応援隊
ギフテッド応援隊は、ギフテッドの子どもを持つ親の全国規模の貴重なコミュニティーとして2017年1月に設立され、以来SNSによる会員相互の交流や情報発信、勉強会・お茶会などのイベント企画を軸として活動を展開しています。(2022年4月時点で会員は約450名)
2021年4月より一般社団法人として新たな体制で運営をおこなっています。
日常的に全国の会員と繋がっており、情報のシェア、悩み相談、日々のつぶやきなど、自由に発信しあい受け止めあえる貴重な場として、活発なやり取りが行われています。
〇入会基準・方法
原則、顔を合わせてからの入会となりますので、お茶会・勉強会などのイベントに一度参加することが条件となります。
〇活動内容
SNSの非公開グループを利用し、日常的に全国の会員と繋がっています。
情報のシェア、悩み相談、日々のつぶやきなど、自由に発信しあい受け止めあえる貴重な場として、活発なやり取りが行われています。
また、会員が参加できる不定期のイベントを各地で開催しています。
・保護者向け 会員の交流のお茶会、ランチ会、専門家を招いての勉強会、など
・親子向け 遠足、アート教室、子どもが主体的に発信する参加型イベント(パネルディスカッション、遊ぼう会) など
〇こんな人におススメ!
・「わが子はギフテッドではないか」という直感があり、かつ同じような立場の親子とのつながりを求めている人
・活動歴が長い・活動範囲が広い団体に所属したい人
◇基本情報
会社情報:一般社団法人ギフテッド応援隊
問い合わせ先:お問い合わせフォーム
詳しいHPはこちら:https://www.gifted-ouentai.com/
NPO法人 ギフテッド
NPO法人ギフテッドは我が子の不登校をきっかけに代表が2010年に設立した、 生きづらさや課題を抱える親子の支援団体です。
その後2012年~2021年までフリースクールを開設し多くの子ども達の 学校復帰や社会参加に繋げて参りましたが、 子どもの状況改善に最も影響を与えるのは保護者であると痛感し、 2022年からは保護者支援の環境の充実に努めています。
〇入会基準・方法
とくに記載なし
〇活動内容
ヒルリンカフェ…悩みを抱える保護者が自由に気軽に語り合えてストレス発散出来る環境を作っています。お茶を楽しみながらお互いに相談できる場を提供しています。
親子で野菜作り…土に触れ野菜を育て、収穫出来た無農薬野菜を食べる喜びを親子で共有する体験を提供しています。
※収穫出来た野菜は持ち帰り、春には竹の子掘り、秋には収穫祭なども行います。
そのほか、個々の状況に沿った支援活動を行なっています。
〇こんな人におススメ!
・気軽にお話をできる場所や仲間を求めている人
・親子で自然の中で元気になる体験をしたい人
◇基本情報
会社情報:NPO法人 ギフテッド
問い合わせ先:090-7452-6151
詳しいHPはこちら:http://gifted-fukuoka.or.jp/
まとめ
今回はギフテッドの子育てについて述べてきました。
ギフテッドは才能に気づいて伸ばしていけば、圧倒的な成果を出すことがあります。
一方で、発達障害と似た特性を持っているため、マイナス面ばかり注目を浴びてしまい、ギフテッドであることを自覚しないまま生きづらさを抱えている人が多いのも事実です。
子育てに悩まれたときに参考にしてみてくださいね。
個別最適学習プログラムSOLEでもギフテッドのお子様を育てている保護者様が孤立しないようにいつでも電話相談を受け付けています。
■■こんな方におすすめ■■
・高IQのお子様の子育てについて相談したい
・困り感への対処方法を知りたい
・発達検査で得意と苦手を分析したい
・発達検査の結果を日常生活に活かしたい
・お子様の受験、進学に不安がある
専門性をもった職員も多く、幼児期の教育から幅広い視点でアドバイス可能です。
ギフテッドの場合、発達の凹凸へのアプローチが一般的な発達障害児と異なることも多いです。
お子様に合った接し方や困り感の対処方法を、一緒に考えていきましょう。
もちろん「悩みをうまく伝えられるか不安」「ただ話を聞いてほしい」という方もお気軽にお問い合わせください。
SOLE個別最適学習ラボ編集部では、過去にギフテッド向けのスクールや専門塾をご紹介した記事も掲載しております。
ぜひご一読ください。
大阪でギフテッド教育を行っている塾3選|学校以外の学習支援の場を紹介します