小集団プログラム「agorIQ -アゴリック-」

~ ギフテッド・2eの子ども達の自己実現を目指して ~
2026.09.29
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9月19日 agorIQ第3回活動レポート|意見の違いを調整し、半年間の活動計画をつくる
9月19日 agorIQ第3回活動レポート|意見の違いを調整し、半年間の活動計画をつくる

9月19日、ギフテッド・2E向け集団プログラム「agorIQ(アゴリック)」の第3回セッションを実施しました。

これまでの活動では、一人ひとりの「好き」や「やってみたいこと」を出し合い、ゲーム・食べ物・自然・生き物という4つの方向性に整理してきました。

前回までに整理した「ゲーム・食べ物・自然・生き物」の4つの活動テーマを確認しました。

今回は、場所・時間・予算・安全面などの条件も踏まえながら、10月から翌年3月までの全18回で、何に取り組むかを子どもたち自身が話し合いました。

「自由に考えること」と「条件の中で考えること」

活動内容は自由に考えられますが、実際に実施するためには条件があります。今回は、主に次のルールを共有しまし

た。

アイデアを実現するための条件として、時間・お金・場所・安全の4項目を確認しました。
  • 活動場所は大阪市内
  • 予算は1か月5,000円まで
  • 外出は3月までに最大2回
  • 包丁などは予め指導者が扱う
  • デジタルゲームではなく、ボードゲームを対象にする

子どもたちからは、「なぜ大阪市内なのか」「少し市外に出るだけでもだめなのか」「なぜデジタルゲームは扱わないのか」など、さまざまな疑問が出ました。

指導者が決めた条件をそのまま受け入れるのではなく、理由を問い、納得できる部分とできない部分を言葉にする姿が見られました。一方で、全員が同じ基準で活動するには、どこかで線を引く必要もあります。

制約をなくすのではなく、制約の理由を確かめたうえで、その中でできることを考える。これも、今回の大切な学びの一つです。

違う意見を組み合わせ、ゲーム活動を決定

ゲーム活動では、「新しいボードゲームを一からつくりたい」という意見と、「既存のゲームを研究して攻略やコツを考えたい」という意見が出ました。

ゲーム活動で「新しくつくる」か「攻略を考える」か、選択肢を比べながら話し合いました。

どちらか一方を選ぶのではなく、子どもたちは回数の配分を調整しました。

話し合いの結果、5〜5.5回を使ってオリジナルのボードゲームを制作し、最後の0.5回ほどで遊び方のコツをまとめることに決まりました。制作が早く進んだ場合は、コツを考える時間を増やします。

自分の案を主張するだけでなく、相手の理由を聞き、少数意見も残せる形へ調整する。合意形成のプロセスが表れた場面でした。

食べ物は「食べ比べ」と「つくる」をつなげる

食べ物活動では、「つくって食べる」「お店の商品を食べ比べる」という二つの案が出ました。

話し合いを進めるなかで、まずお店の商品を食べ比べて特徴を知り、その発見を参考に自分たちでつくり、完成したものも比べてみる、という流れが生まれました。

ただ食べる、ただつくるだけではなく、観察する→違いを考える→試してつくる→振り返るという探究のサイクルにつながる計画です。

食物アレルギーや安全面も確認し、食材の購入や包丁を使う作業は指導者が担当することにしました。具体的なテーマと回数配分は、食べ物活動の初回に改めて話し合います。

自然と生き物は、外出回数から組み立てる

自然・生き物活動では、限られた2回の外出をどう使うかが焦点になりました。

自然の活動を屋外と屋内のどちらで行うか、それぞれの特徴を見ながら考えました。

「自然と生き物の両方で外出したい」「動物園や水族館は自然なのか、生き物なのか」などの意見が出るなか、目的と必要な準備を整理しました。

自然3回・生き物3回という当初案をホワイトボードで見える化し、外出回数とのバランスを考えながら配分を調整しました。

最終的には、自然活動を「計画する回+外出する回」の2回セットとして2セット実施し、計4回に。生き物活動は、室内で調べる活動として2回行うことになりました。

行き先の候補には、大阪城公園、植物園、動物園、水族館、鶴見緑地などが挙がっています。実際にどこへ行き、そこで何をするかは、自然活動が始まるときに子どもたちが決めます。

10月から3月までの活動スケジュールが完成

今回の話し合いで、半年間の大きな流れが決まりました。

  • 10〜11月:食べ物(6回)
  • 12月〜:ゲーム(6回)
  • 2〜3月:自然(4回)・生き物(2回)

最初から用意された計画に参加するのではなく、自分たちの興味を出発点に、条件を確認し、意見の違いを調整しながら計画を形にしました。

話し合いを通して育てたい力

今回のセッションでは、疑問を持つこと、理由を説明すること、全体のスケジュールを見通すこと、相手の意見を取り入れて提案を修正することなど、多様な姿が見られました。

発言の仕方や得意な表現方法は一人ひとり異なります。agorIQでは、指名して考えを聞く、選択肢を示す、ホワイトボードで意見を見える形にするなど、全員がそれぞれの方法で参加できる環境づくりも続けていきます。

今回完成したのは、活動の「完成形」ではなく大きな設計図です。これから各テーマの初回に、具体的な内容や役割、必要な道具を話し合い、実際の活動へつなげていきます。

子どもたちが自分たちで決めた計画を、どのように実現していくのか。今後の展開もぜひ楽しみにしていてください。


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